整形外科の病気のことや治療にかかわることだけでなく、日々きづいたことを話してゆきたいとおもいます。
当院で使用していましたプラセンタ注射製剤の再出荷が始まりました。本日7月28日より治療が可能です。お待たせしましたがこれで多くの患者様の治療ができることになりました。
肩こり・腰痛の治療にプラセンタ注射が有効です
胎盤から抽出したプラセンタエキスがいろいろな体の不調を調整・改善してくれます。
興味があればプラセンタ注射の記事をご参照ください
左サイドメニューのプラセンタの効果もあわせて参照ください
骨粗鬆症と転倒
私たちは年齢を重ねるごとに転びやすくなります。
体のバランスを保つ能力が衰えて筋力も低下してくるためです。
いつどんなときに転ぶのでしょうか?
皆さんは階段や坂道で転ぶことが多いと思いますか?
実は平坦な道で転ぶ方が一番多いのです。
年齢と共に歩き方が変わってゆきます。お年よりは歩行時につま先が引っかかりやすくなるため転びやすくなると言われています。
そして若い方ならどうということのない転倒で骨折もします。これは骨が簡単に折れやすい状態(骨粗鬆症)になってゆくからです。
骨折を起こせば治療のためにギプスで固定したり、手術をしてばらばらになった骨を元の位置に戻し、金属で固定をしなければなりません。固定をすれば体の運動が制限されるため体全体の筋肉の力がさらに落ち、関節も硬く動かなくなります。こうして立つ能力、歩く能力がそこなわれ、一部の人はねたきりや車椅子の生活になってしまいます。そこまではならなくても転びやすさは助長されてまた転ぶという悪循環に陥ります。
歩行時の注意点としましては
両手に物を持って歩かないこと。ポケットに手を突っ込んで歩かないこと。
これは転びそうになったとき手がふさがっていると手で支えたり物につかまったりできないため転んで打撲・骨折しやすいからです。
ご婦人は裾が足に絡まりやすいので和服は避けたほうがよいかもしれません。
履物も滑りにくい底を持っていること、足にあったサイズであることが大切です。草履、サンダルは脱げやすいのでやめておきましょう
杖を持つことに抵抗感があるかたも多いのですがこれも「転ばぬ先の杖」と考えてお使いいただきたいと思います。
普段暮らしている家の中にも各所に転びやすい場所があります。居間、玄関のマットのへり、階段、各部屋の入り口の段差、浴室、などです。また電気器具のコードも足を引っ掛けて転ぶ危険があります。このように転びやすい箇所を工夫して「バリアフリー」という言葉を宣伝に使っている住宅メーカーや建売のマンションが多く見られますね。
高年齢の方ほどいろいろな病気を抱えていることが多いのですが、病気の中には転びやすさが潜んでいる場合があります。高齢になることでかかった病気や、その治療のためのお薬でふらつきやすくなって転ぶことが起こりえるのです。
目が不自由であったり体に痛いところを抱えていたり、神経系統の病気にかかったりすると転びやすくなります。たとえば
変形性膝関節症というヒザの病気があります。この病気で歩行中に痛みで急にヒザの力が抜けてひざが折れて転んでしまうことを経験される方もおられます。
糖尿病の方もお薬での血糖コントロールがまずく、低血糖になりふらついて転倒したりいたします。
パーキンソン病の方も転びやすくなるのが特徴的な症状のひとつです。
治療のための睡眠薬、精神安定剤、血圧降下剤などの薬でも転びやすくなることがあります。
転んでけがをしたときはご近所の整形外科の診察と処置を受けてください。
ご自分では「たいしたことはない」と思っておられても怪我をこじらせる前に適切な処置が必要なこともありますから。
腰部脊椎管狭窄症
脊髄神経は脊椎の中を通っている。脊髄神経が通る脊椎の中の管を脊椎管と呼ぶが
この脊椎管が何らかの原因で狭くなったために神経やその周りにある血管が圧迫されておこる病気だ。
腰痛、下肢痛、下肢のしびれがおこる。
腰部脊椎管狭窄症ではこれらの症状の起こり方に特徴がある。
長く立っていたり、歩くことで症状が出現する。少し休憩すると症状が軽くなりまた歩けるようになる。
症状が出にくいため多くの方が自転車を利用している。
患者様を問診することがこの病気を見つけるのにいちばん大切となる
腰部脊椎管狭窄症2
症状の起き方が似ていて、少し歩くと下肢痛がひどくなり歩けなくなるが、休息をとると症状がなくなり、再び歩けるようになる「間欠性は行」を起こす閉塞性動脈硬化症という病気がある。腰部脊椎管狭窄症もこの「間欠性跛行 」をおこす病気だ。
足の動脈を触れてみて、触れないときは閉塞性動脈硬化症を疑って検査をしなければならない。
腰部脊椎管狭窄症3
身体に負担をかけないようにして日常生活を送っていただくことがたいせつになる。足腰を鍛えようと無理な運動をすることは腰部脊椎管狭窄症の症状を悪化させることになりかねないので謹んでほしい。
薬物療法には消炎鎮痛剤、末梢血流の改善剤などがある。
物理療法には温熱療法、腰部の牽引療法、低周波治療などがある。
装具療法もコルセットを装着していただくと痛みが軽くなることがあり、大切だ。
神経ブロックも症例を選んでおこなえばかなり有効と考えている。
腰部脊椎管狭窄症4
確かに痛みがひどくて歩行もままならずに入院するかたもいる。そんな患者様を治療していて「これはもう手術が必要だ」と思うこともたくさんある。それでも患者様が出血性胃潰瘍を合併していて麻酔科からストップがかかり手術できないような困った状況もある。このような方を保存的に治療し続けてゆくと、時間はかかるが元と同じくらいに回復してしまう方もいる。
もちろん、手術をしてよくなる人もいれば不幸にして手術をしても改善しない方もおられる。ただ、寝たきりにまでなることは極めてまれなことと思っていただきたい。
ただし、急に排尿や排便がコントロールできなくなった時はすぐに手術をおこなったほうがよい。
いつか痛みは取れるものなのだと思い、治療を私たちにまかせていただきたい
腰部脊椎管狭窄症5
@ 馬尾神経が圧迫される馬尾型
A 脊髄神経から枝分れした神経根が圧迫される神経根型
B @とAがあわさった混合型
@の症状は両側下肢、殿部、会陰部の感覚異常
Aの症状は片側の下肢、殿部の疼痛
B@とAの合わさった症状
しかしこれらの症状があればすべて腰部脊椎管狭窄症というわけにはいかない。
同じような症状を持つ整形外科的疾患はたくさんある。
プチ不調
肩こりや下痢、冷えなどの症状で、医療機関でいろいろ調べて頂いても明らかな病気は発見されないからだの不調のことを言っているようです。
不調を気にする方はいくつもの病院をはしごすることになりますが一向に原因がわからず悩み続けることになります。
このような「プチ不調」に悩む働く女性が多いことを記事は報告しています。
このなかで仕事場でのストレスが下痢の原因になったり、冷房による冷えが生理痛につながることを述べていますが、私が「なるほど」と思ったのはこれらの「プチ不調」対策として栄養食品や薬にたよるばかりでなく、食生活の乱れや薄着による冷えなどの体へのマイナス要因を減らすことが大事だとの指摘です。
多くの方々は健康のためにとドリンク剤を飲んだりサプリメントを飲んだり、スポーツジムに通ったりしていますが、それよりも夜更かしをしたり、暴飲暴食やエアコンの効いた室内で薄着でいたりしないことに目を向けてみたらいかがでしょうか?
体に悪いと思うことをなるべく避けて生活することのほうが薬に頼るよりはよほど効果的なのだと思います。
整形外科医の神経ブロック
神経ブロックもひとつの方法だが、患者様に神経ブロックを提案しても嫌がることが多い。他の病院でブロックを受け「足が動かなくなり一日入院した」「帰宅途中で失禁してしまった」「何度も鍼を刺され痛い思いをした」などの理由であった。
先日は開業している整形外科の後輩から「硬膜外ブロックをしたが両下肢が麻痺したまま回復しない」と相談が入った。使用している薬剤を聞けば外来でおこなうべきものではないものだった。
多くの整形外科の先生は麻酔科の知識はあっても、それに見合う技量、経験はあまりない。麻酔科医としてたくさんの経験を積み、何度も危機を乗り越えた方でないと神経ブロックはすべきではないと私は思っている。
しかし現実は少し違う。きちんと麻酔科の教育を受けずにいても平気な顔で神経ブロックをおこなっている先生もいるのだ。
間違ってもこんな先生にブロックをしてもらわないほうがいい。
整形外科の看板を出していても麻酔科の看板は出していないような先生には御願いしないことだ。
麻酔科の標榜は一定の研修を受けた上で厚生労働省の許可がいる。麻酔科の看板を出している場合、資格のある先生の名前が必ず記載されている。
さらに麻酔科の専門医(指導医という)は資格を取るのにかなりの麻酔経験と知識を持った上で資格試験に合格しなければならない。私が神経ブロックを受けるならこんな方でないと嫌だと思っている。
整形外科と『肩こり』
しかし「肩がこる」とはどのようなことなのか、どうして肩がこるのかについては、
まだほとんどわかっていないのが実状だと思われます。
そのためか治療法も多岐にわたり、医学的な検証をされた確実な治療法もないのが現状です。
私は医学だけでなくさまざまな分野の知見、知識、技術をもって肩こりの本態に迫る必要があると考えております。
私の後輩にも頚椎牽引がなぜ肩こりに有効なのか、そのメカニズムを調べた先生がいますが、結局のところ確実な結論が出せないで終わっています。
ただ、経験的にいくつかの治療法を組み合わせて「肩こり」を治療すれば比較的よい結果が出せるのは事実です。
面白いことですがだが海外の人に「肩こり」についてたずねてもまず「肩こり」という概念をあまり知らない。肩こりは日本に特有の概念なのかもしれません。
どんな人に肩こりが多いのだろうか?
まずクリニックを肩こりで受診する人の多くが女性です。おそらく女性に肩こりは多いのだと思われます。
肩こりの方にいろいろと聞いてみると多くの方が何らかのストレスを抱えているように感じます。
寝不足や、家庭内の問題、長時間PCの端末を操作する、精神的な悩みなどなど・・・ストレスは肩こりを起こす、または悪化させるおおきな要因と思われます。
患者様の中には内臓が悪くないか心配されている方もいますね。
「関連痛」という言葉があります。
病気のある場所からはなれたからだの一部に痛みが出る場合に使われます。
心筋梗塞、胆石症などでは肩に疼痛やこった感じが出現するのす。ただ「肩がこる」と思っていたらそれが他の病気の症状の一部ということもありえます。
私たち整形外科を受診した「肩こり」の患者様には、まず整形外科的な診察を行い検査をいたします。多くの場合整形外科の器質的疾患は存在しません。
「なで肩」の人には肩こりが多いとよく言わています。このあいだ読んだ雑誌には女性の中だけの話として、「なで肩」の人と、そうでない人との間に肩こりの発生頻度は差がないと載っていました。もしそうだとすると「なで肩」は肩こりの原因のひとつではないかもしれません。
筋肉の緊張が一定の場所に長い時間集中するようなデスクワークの人や、PCの端末を操作する人の場合肩こりは起こりやすい。こんな人の肩や首の筋肉に触ると異常に硬く緊張していることが多いです。そのときは筋肉の緊張をほぐすことで肩こりが和らぎます。
肩こりをどのように治療してゆくのかは治療する先生によって少しずつ違うと思います。
マッサージ、牽引療法、温熱療法、電位治療器、トリガーポイント注射、星状神経節ブロック、内服薬、鍼治療などが私のクリニックで行っております。
内服薬では筋弛緩剤、抗うつ剤、抗不安薬、漢方薬などを使い分けております。
ご高齢のかたにはトリガーポイント注射が有効なことが多いです。
私などは日ごろストレスが多いせいか電位治療器が特に効くように思います。
肩こりでお悩みの方は一度ご相談にいらしてください。
手術は万能か?
整形外来を受診して、診察、検査から椎間板ヘルニアと診断した患者様がいるとします。
まず、外来でできる治療からはじめますが、中には激痛のため日常生活をおくれず、入院する患者様もいます。
入院するほどの痛みがあると、患者様は入院した以上手術して直さなければならないと覚悟するようす。
しかし私たちは入院した患者様でもまずは手術以外のいろいろな治療をおこないます。約3週間程度は手術以外の治療を行います。
それでも改善しない場合、はじめて手術の可能性を検討します。
脊髄造影検査、MRI検査などで責任部位を確認し、患者様と相談しながら手術を決定いたします。
しかしながら手術をされた患者様の全てが「治癒」しているわけではないのです。
私はそんなに多くの手術をしてきたわけではありませんが、私たちの先輩のなかには一人で1500例以上の椎間板ヘルニア手術をしている先生もおられます。
2%以下だったと記憶していますが症状の改善のない方がいたと思います。
手術は万能か? 2
ところが、入院によるストレス、疼痛によるストレス、それに鎮痛消炎剤により出血性胃炎を併発し、手術ができなくなりました。
まずは胃からの出血を止めることが最優先ですから、腰痛、下肢痛に対しては、手術はあきらめてそれ以前からの治療を続けることにいたしました。
それから8ヵ月後、腰部脊椎管狭窄症による症状は軽減し、日常生活に支障がないていどにまで改善し退院してしまいました。
今でも退院時の状態で生活していらっしゃいます。
一時期は手術を考えても、時間をかけて治療することにより治ってしまうこともありうるのです。
手術は万能か? 3
しかしMRI検査や、脊髄造影検査で著しい所見があっても、まったく症状のない人がいることをご存知でしょうか?
症状と検査所見は一致しないこともあるのです。
外来でもできるほどMRI検査が簡単になったため、ヘルニアや腰部脊柱管狭窄がすぐに発見できるようになったのですが、腰痛の原因がわかったという理由で、すぐに切りたがる医師も出てくるため、とうしてもオーパー・サージェリー(過剰な手術)になりやすいことを知っていただきたいと思います。
痛みの治療は、多数存在します。それらを組み合わせ辛抱強く治療してゆくことで治る場合もあることを申し上げたいと思います。
膝についてのお勉強 1
膝関節の機能について考えてみましょう。膝も関節ですから曲げ伸ばしができます。
下半身には股関節、膝関節、足関節と3つの大きな関節があります。そのほか「あしゆび」にもちいさな関節多数があります。
歩き回るときを考えてみます。
もし片方の膝関節が曲がらなかったとしたら歩き方はかなり不恰好になります。膝の屈伸をうまく利用して下肢が交互に前へ出るようになっていることがわかります。両下腿の膝が曲がらなかったとすると、歩き方はかなり不自由です。片方の下肢を前へ持ってゆくためには下肢を外へ大きく回さなければなりません。私たちは歩行時には約、60度の屈伸を繰り返しているといわれています。
座るときはどうでしょう。腰掛けても膝が曲がらないと充分に股関節を曲げられませんから浅く座ることになり長い時間座るのはつらくなります。
膝関節が曲げられることは日常生活にとってもかなり大切なことです。
日本では和式の生活様式をする機会がまだたくさんあります。正座ができないと困る場面はまだいたるところにあると思います。
紐靴をはくときは膝を折らないとうまく結べないのではないでしょうか。
さらに膝はからだを支える働きも持っています。
立っているだけでは自分の体重分の重さを支えるだけですが、平坦な場所を歩くと体重の2から3倍の負荷がかかります。
階段を上り下りするときは約4倍の負荷といわれています。
人が生活をするなかではひざにはこのような負担がかかっています。
左サイド下部の写真
これは日本医科大学麻酔学教室内の様子です。
1982年ころだと思います。
左に座っているのは斉藤先生。その後ろでたっているのが私です。
操作しているPCは「アップルU」です。マッキントッシュが発売される直前だと思います。
本体の右側に二段が差ねに置いてあるのは5インチのフロッピーディスクドライブです。
さらに右側にはプロッターと呼ばれる図表を描く装置です。
膝についてのお勉強2
膝関節を作る骨には大腿骨、脛骨、膝蓋骨の3つがあります。
膝には大腿骨と脛骨、大腿骨と膝蓋骨の間に関節面があります。ここの関節を作る面の骨は「関節軟骨」という厚さ約3−4mmの軟骨組織で覆われています。
この関節軟骨は摩擦係数が小さく、スムースなうごきを出すためにたいせつな働きをしています。
また大腿骨と脛骨の間は、膝を正面から見たときに膝の内側と外側に楔状の隙間ができます。この隙間を埋める形で半月と呼ばれる軟骨が内外側にひとつずつ存在します。
膝を作っている骨と骨が不安定にぐらぐらと動かないようにするために膝には十字靱帯、側副靱帯という「ひも状」の組織が存在します。十字靱帯は前後に2本、側副靱帯は内外に2本あります。また骨と筋肉を継ぐ膝蓋腱という組織もあります。
膝についてのお勉強3
膝関節の軟骨や半月の加齢変化から起こる膝の痛みです。
年とともに軟骨や半月の「質」が変わり、磨り減ってきます。この結果、関節に炎症が起きて痛みや腫れが起こります。ひどいと[水腫]といいますが膝の中に水がたまってきます。一度すり減ってしまった関節軟骨は再生されません。磨り減ったままなのです。
最先端の研究ではこの軟骨の再生もテーマになっています。
変形性膝関節症の診断はレントゲン写真が使われます。
この病気の初期ではレントゲン写真で大腿骨と脛骨の間の隙間が狭くなって見えます。
特に内側の軟骨の擦り減りが目立つことが多いのですが、これは体重が膝の内側に多くかかっている為といわれています。進行すると軟骨と骨の境目が波打って見えるようになりレントゲン写真でも読み取れるようになります。骨の変形の始まりです。さらに病気が進むと膝蓋骨や脛骨の縁の部分に「骨棘」と呼ばれる骨のトゲ状の隆起が起きてきます。
さらに病気がすすむとO脚が目立ってきます。町を歩いているお年寄りでO脚がひどくなりがに股で歩いている方を見かけたことはないでしょうか?
よく観察してみると脚に体重が乗るたびに膝が外側へ移動しています。
ゆるくなった膝でおこる「側方動揺性」という現症です。
こうなってくると膝の中の十字靱帯も緩んだり自然の経過で切れてしまったりし、歩くたびに関節の骨が動いて不安定なため痛みが強くなります。磨耗した軟骨から軟骨下の骨が顔をのぞかせてしまうこともあります。
この病気の患者様はどのような膝のいたみを訴えるかといいますと「椅子からの立ち上がり時に痛い」「砂利道を歩くと痛い」「胡坐をかくといたい」「同じ姿勢からの動かし始めがいたい」などといわれます。
花粉症1
花粉症について
花粉症の季節が近づいています。毎年、花粉が飛ぶこの季節には多くの方が目、鼻のかゆみ、鼻汁、流涙で辛い思いをしていますね。
テレビなどでもこの季節によく報道され、またマスクやめがねなど花粉症対策用のグッズも多数販売されています。
ドラッグストアでは甜茶(てんちゃ)なども売られています。
この季節はどこの耳鼻科の先生のところも、押しかける多くの患者様の手当てで忙しく対応されているようです。
花粉症の症状
くしゃみ、鼻汁(水溶性で、さらさら流れる鼻汁)、鼻つまりが主な症状です。
なみだ目と目のかゆみがあればさらにアレルギー性結膜炎という病名が付きます。
喉頭アレルギーを併発すれば咳を伴うこともあります。
ところで花粉が飛来するのは春先だけでしょうか?
じつは春から夏にかけてはカモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリ、ギシギシからの花粉が飛散し、夏から秋にかけては、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの花粉が飛散しています。つまり一年を通して花粉は飛び続けているといえます。人によってはどの植物の花粉に感作されているかによって、花粉症の症状が出現する時期が異なってくる事があります。
第二次世界大戦後全国の山地に植林された杉の木から春になると大量の花粉が飛散します。杉以外でもハンノキ、檜、白樺などからも花粉が飛びます。
春先に花粉症を引き起こす人が多いのはこのためです。
当院でも花粉症でも悩んでいる方の治療をおこない皆様に喜んでいただいております。
花粉症の治療
花粉症の治療は花粉の大量に飛び交う時期とそうでない時期の二つに分けて考えて行きます。
花粉が飛び交う季節には抗アレルギー剤での治療は有効です。
この治療もまだあまり花粉の飛ばない1月頃から服用を始めると、飛び交う花粉量が多くなっても
症状が軽くてすむようです。
抗アレルギー剤だけでは充分な効果が得られない場合には漢方薬の併用を考えてみると良いです。
漢方薬とアレル併用しても副作用をあまり心配せずに使うことができます。
抗アレルギー剤の副作用で眠くなる方は漢方薬単独での治療もできます。
これだけでも十分に効果を挙げられます。
漢方薬単独治療の場合もやや早めの時期からの服用がおすすめです。
漢方薬使用の醍醐味は大量に花粉が飛び交う季節をこえた時期の治療にあります。
さらに漢方薬は抗アレルギー剤と違い眠くなりません。
体に合った漢方薬を服用することで次の年の花粉症症状が軽減できるのです。
さらに治療を続けて薬を飲まなくても花粉の大量に飛び交う時期に症状の出ない状態を作ることもできます。
漢方薬を長く飲むことで大量の花粉が飛び交う季節でも楽に過ごせるようになります。
漢方薬で体の抵抗力が増したともいえますし、体質を改善できたともいえるのです。
花粉症の漢方薬治療をご希望の方は平沼整形外科クリニックへお越しください
ご希望の方はもちろん抗アレルギー剤も処方いたします。
花粉症2
花粉症とは長い間毎年花粉にさらされていると、人のからだの中で花粉を異物として排除しようという反応が起きてきます。花粉(抗原)に対して過敏になった人体が、花粉を排除するために抗体という物質を作り出します。このとき花粉《抗原》が体につくと人のからだの抗体と花粉《抗原》が反応を起こします。これを抗原抗体反応といいます。ひとたび抗原抗体反応が起きるとアレルギー細胞を介して、ヒスタミンなどの化学物質を放出し、これがくしゃみ、鼻水、鼻閉を起こします。花粉症とは花粉に対するアレルギー反応で鼻炎や結膜炎を起こした状態を言います。
鼻や眼の粘膜に付着した花粉からアレルギーの原因となるアレルゲン(抗原)が溶け出し、粘膜に侵入します。
体の中にはリンパ球という細胞があります。アレルゲンを認識したリンパ球はIgE抗体をつくり出します。IgE抗体は肥満細胞に付着してアレルギーの準備状態にはいります。これを感作(かんさ)といいます。感作された肥満細胞にアレルゲン(つまり花粉)が結合すると、肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質が放出され、この物質が血管や神経を刺激することでアレルギー症状(くしゃみ、鼻水、目のかゆみなど)が起こります
花粉症3
花粉症の治療 : 星状神経節ブロック注射は有効です
星状神経節ブロック注射は花粉症の治療に有効な手段の段の一つです。
内服薬を飲んでも充分な効果を感じられない方や、内服薬を飲むことで日常の生活に支障が出るような方におすすめの治療です。
内服薬の治療もそうですが、星状神経節ブロック注射も花粉症の流行する前から治療を始めることが大切です。このブロック注射の治療によって、うまくいけば次の花粉症の時期から症状が出なくなったり、かなり症状が改善されます。
星状神経節を注射によって刺激することによって、鼻粘膜の血流や自律神経の働きを活発に出来ます。
これによって、アレルギー性鼻炎や花粉症の症状であるくしゃみ、鼻づまりを軽くする事が出来るのです。この花粉症治療には、だいたい20回から30回をめどに首に注射をします。
しかしのどに注射をすることにためらいを感じられる方も多く存在するのではないかと思います。このような方にも安心してできる治療法があるのです。 私のクリニックで花粉症のために星状神経節ブロックを行なう患者様の数はそれほど多くはありません。ほとんどの方はそれ以外の方法で症状を軽くしています。
頭痛のお話
頭痛についてのお話
頭痛で病院を受診し、精密検査を受けて「検査ではどこも悪いところはありませんよ」と医師に言われ鎮痛剤を処方された・・・・でも頭痛は治らない・・・・
そんな経験のある方は読んでみてください。
頭痛は日常の生活の中で普通に煩雑に見られる症状です。風邪を引いても頭が痛くなることがありますね。
そのため頭痛のことをつい軽く考えて、医療機関を訪れるよりもドラックストア−で売薬を購入している方が多いのも事実です。
頭痛があるために日々の生活に差しさわりがあってもほったらかしている人もいます。そしてかなり長い期間にわたって頭痛で悩んでいる人もかなりの数に登ります。
頭痛のつらさはご本人にしかわかりません。
周囲の人たちも「たかが頭痛」と考えていることが多く見られます。
頭痛に対しての理解が得られにくく、軽視されやすいのです。
臨床の現場でも内科、脳神経外科、耳鼻科、眼科、婦人科、整形外科など多くの領域で頭痛を訴える患者様が見られます。
一般の方々と同様にこれら臨床各科の先生たちも頭痛について精通しているわけではありません。
医学部の授業でも髄膜炎、くも膜下出血、脳腫瘍などの主要な症状として頭痛は取り上げられます。医学生は頭痛を訴える患者様がいたときに何か病気がないか調べるような教育はされています。頭痛についての教育も受けています。
でも患者様が頭痛を訴えた場合、CT検査やMRI検査をして何もなければ安易に消炎鎮痛剤を処方するような医師がいまだに多いのです。
頭が痛いと「脳神経」に「脳出血」や「脳腫瘍」などの病気があるのではないかと心配になりますね。「ボケが心配」と認知症を心配する人もいます。
多くの頭痛は脳出血、脳腫瘍などの特別な病気でありません。
臨床の現場で見られる頭痛の多くは「何か病気があって、その病気の症状のひとつとして頭痛が起きている」わけではないのです。
だからCT, MRI,脳波検査をしても大多数の人は何も異常が発見できません。
頭痛についての知識は医師も一般の方々ももう少し持ったほうがよいと思えます。
他に病気があって起こる頭痛ではそのほかにいろいろな症状が伴ってきます。
このような頭痛は「二次性の頭痛」または「症候性の頭痛」といわれますが、実際にはそれほど多くはありません。
マッサージ
肩こりや腰痛を街のマッサージ室や整体院で施療してもらっている方は多くおられるとおもいます。マッサージを受ければ気持ちもよく、症状も改善している方はたくさんいるでしょう。
私の診察室を訪れる患者様の中にもこのような施術を受けている方が多く見受けられます。施術直後はとても楽になった気がするがすぐに肩がこったり腰が痛くなったりし、いつまでたっても楽にならないと訴える方はかなりの数にのぼります。 なぜでしょうか?
なぜ肩がこるのか・・その根本のところをしっかり話してくれる先生を探してください。
骨盤のゆがみは理由にならないと思います。
頭痛ついてのお話 A
多くの皆さんが悩んでいる頭痛は「片頭痛」「緊張型頭痛」などが多いと思います。
頭痛にはそのほかに「群発頭痛」や「三叉神経痛」「後頭神経痛」に伴う頭痛などがあります。
これらの頭痛は脳に特別の病気があるわけではありません。痛みの原因は頭頸部の筋肉、血管、末梢神経などにあります。
それでも頭痛の実際の診療では患者様にCTやMRIなどの検査をおねがいします。
なぜなら脳出血、脳腫瘍など命にかかわるものが有り、そのままにしておけない病気がないことを確認することが大切だからです。
また、患者様も頭痛があって病院を受診しても、其れは頭痛がひどくつらいからではなく背景にある脳腫瘍やくも膜下出血などが心配でCT,MRIなどの検査を初めから希望していることが多いからでもあります。
頭痛ついてのお話 B
頭痛についてのお話 C
頭痛の出現の仕方についても訊かれます。
@「いつとはなく痛みが出てきた」「気がついたら痛かった」などはっきりと痛みが出たときを特定できない場合
A「急にいたくなった」「一瞬でいたくなった」「数分または十数分の経過でいたくなった」など痛みが出たときを特定できる場合
B「痛みが出る前に予兆がある」場合
などがあります
頭痛についてのお話 D
痛みが出た場合どのような状態になるか・・・も訊かれると思います。
@ 体をあっちへむけこっちへ向けじっとしていられない
のた打ち回るようだ
A 痛いので「じーっ」と動かずにいるほうがらくだ
B 横に寝たほうがらくだ
C いやむしろ体を起こしていたほうがらくだ
D 頚の動きでいたい
E どんな動きも関係なくいたい
などなどですが・・・・当てはまる方はいますか?
頭痛のお話 F 三叉神経痛
話しはすこし跳びますが三叉神経痛という病気をご存知ですか?
こめかみから頬にかけてピリッと痛くなります。最初痛みはピリッとしたもので一瞬の痛みです。片側性の電撃痛とも表現します。激烈な痛みが数秒から2,3分続きます。
この痛みが出たり出なかったりを繰り返します。食事、会話、洗顔、歯磨きなどの日常の動作がきっかけで起きてもきます。ひどくなると持続性の痛みとして感じられることもあります。
この三叉神経痛を頭痛ととらえて病院を受診する患者様もいます。
またこの痛みのことを「顔面神経痛」と話す方がいます。
顔面神経は三叉神経と同じ脳神経ですが顔面神経で問題になるのは「麻痺」です。
いたみは三叉神経の障害でおきます。この三叉神経は漢字でわかるように三つの枝に分かれています。
第一枝(眼窩上神経)はちょうど眉毛のあたりの頭蓋骨にあいた小さな穴から出てきて額から前側頭部に分布します。
第二枝(上顎神経、眼窩下神経)頬のあたりに分布します
第三枝(頤神経、下顎神経)下顎に分布します。
第二枝、第三枝の痛みが多く、第一枝の痛みは少ないそうです。
私の外来に今三叉神経第一枝、第二枝の神経痛でかかっている方がいます。
この方は右の側頭部痛、目の奥の痛み、頬の痛みを自覚されています。
教育職の方で学術集会のころにハードワークになり疲労してくると症状が悪化します。
すでに他の病院で診断もついていた方でした。
普段の治療は当院でおこない、疼痛が悪化すると大学病院のペインクリニックで治療をしています。最近になり精密検査の結果、ペインクリニックで手術を勧められたそうです。
脳神経外科にお願いして施行する手術です。
頭の骨の中で三叉神経の周囲の血管が三叉神経を圧迫して神経痛が起きるような病態の場合、三叉神経から圧迫している血管を剥離します。この手術をジャネッタ手術といいます。
成功率は90%と高いのですが、15%の再発率も報告されています。頭痛のお話 G
またまた横道にそれてゆきますが・・・
もう12,3年前のことです。神奈川県の屏風ヶ浦病院に勤務していたころ私の外来に痛風でかかっていた30台後半の男性患者様から相談を受けたことがあります。
相談内容は「セックスをすると決まって頭が痛くなる。脳の血管が切れたりしないか心配なのですが・・・」ということでした。
皆さんはこのような頭痛ご存知ですか?
何か特定の作業、動作の後で頭痛がするという人がいます。たとえば咳で、水泳、テニス、ランニング、ボート漕ぎ、エアロビクスなどのスポーツや排尿、排便などの行為で起きてくる頭痛を『労作性の頭痛』と言います。
「本当かな?」と思う人も多いと思いますが労作性頭痛は存在します。
男女比は報告により異なりはっきりしません。
頭痛は両側性、拍動性です。部位は後頭部痛、頭頂部痛が多いようです。
多くは特段の病気がないものですが、一部に隠れた病気が存在する可能性もありますので
診察、検査は一度受けたほうがよいと思います。
何もなければ対処法は誘引となるような行為を避けることが一番です。
この患者様には「悪い病気が隠れている危険は少ないので心配はしないでよい」と話しました。
一部の患者様で、ある鎮痛消炎剤の予防投与が有効との報告もありますが全員に効くわけではないようです。
21年9月29日
肩こりの治療
それでも肩こりが取れず悩んだ末に私のクリニックを訪れています。
どの治療も効果がなかったのでしょうか?
一つ一つの治療法にはそれなりの歴史と経験があります。効果は期待できるはずです。
それでも治らなずにいろいろな施設を転々としているかたがたがいるのはなぜでしょうか?
鍼治療を長くしてみたが治らないとしたら、鍼はまったく効果のない治療法なのでしょうか?
痛みの治療に鍼はとても有効な方法だと私は思います。
でも鍼治療は効かなかったと患者様は訴えるのです。
マッサージ、整体治療、カイロプラクティクなどを経験した患者様も結局治らずに当院を受診して
います。
一つ一つの治療法には有効性はあると思います。それでも治らない人が存在するのはそれなりの理由があるのかもしれないと思っています。
私のクリニックを受診した患者様にいくつかの治療法を提案したとき「この治療は効かなかったからしたくない」「こんな治療は前にやってるから何かほかの治療で治せ」という方も多く存在します。でもやり方しだいで、以前経験してだめだった治療法も有効に働く症例をたくさん診させていただいたことから、一つ一つの治療法を一度だめだったからといって捨て去るようなことはやめていただきたいと思っています。
同じ治療法を続けて肩こりが取れないとしても、その治療法がまったくだめなものとは限りません。
医師国家試験
医師国家試験に落ちた人のために予備校が存在するのをごぞんじですか?
この予備校は現役の医学生のためにも講座を開いています。大学の父母会がお金を出して6年生全員がこの予備校のインターネット講座の受講ができるようにしたりしています。
学校で勉強し、まじめに実習をこなしてもそれだけでは医師国家試験は受からない状況なのかもしれません。
万が一医師国家試験を落ちて予備校に通学するとなると年間250万近い授業料を払って予備校に通わせるわけです。
あいぼりー
京王線各駅に時々配布されている「アイボリー」という冊子がある。
京王線鉛線に住まわれる著名人のお話や沿線のおいしいお店、立ち寄ってみたくなるような場所を掲載している。
今も京王線沿線の住人だが、まだ勤務医だった頃は柴崎駅から渋谷まで京王線を利用していた。
その頃からこの冊子が配布されると必ず読んでいた。
行きたいお店があれば、家族で出かけたりもし、結構重宝していた。
最近は車で通勤する機会が増え、この冊子を目にすることが少なくなったが
見つければ今でも必ず読んでいる。皆さんの中にも京王線を利用する方がいると思うが、この冊子を見かけたらぜひ手にとって読んで見てほしい。
最近Web上であいぼりーのバックナンバーを読めることを知り読み返している。
美容整形外科
私は美容整形外科医ではない。
だが、「プチ整形」と呼ばれるボトックスやヒアルロン酸注射、コラーゲン注射によるしわ取りならできる。もちろん神田美容外科形成外科院長・征矢野 進一先生のようなその道のプロにはかなわない。少し前に先生の手術を拝見したが、格段にレベルが高い。今、多くの皮膚科や泌尿器科の開業医がレーザー照射によるしみ取りやケミカルピーリングによる美白それに上記注射によるしわとりなど、健康保険外の美容皮膚科治療を積極的に行っている。高い研修費を支払ってこれらの技術を習得する講習会で勉強し、実際に治療を行っている。その医院独自の化粧品の販売も多くの先生が行っている。
これは多くのドクターが開業に走っていることも関係している。
開業する人が増えればそれだけ患者の奪い合いが始まる。できるだけ自分の医院に患者を集めようと思えば、診療内容にも付加価値をつけなければ患者が集まらない。
プラセンタ注射について プラセンタ注射について
これは最近の医療技術の成果の一つです。この臍帯と子宮を結合しているのが胎盤(プラセンタ)です。
そしてプラセンタの有効成分を抽出した医薬品(プラセンタエキス)は昭和30年代から開発され臨床的には更年期障害や乳汁分泌不全それに肝機能障害の治療に用いられてきました。
長い臨床使用の中で、このプラセンタエキスには多くの効能効果があることがわかっています。
物忘れ
介護保険意見書を作成するときには、患者様の物忘れの状態を記載する項目があります。年齢とともに物忘れしやすくなってゆくものですが、中には認知症が潜んでいることがあるからです。
「人や物の名前が浮かばない」
「今何をしようとしたか思い出せない」
などの経験は皆さんの中にもおいでかと思います。
日常生活に不自由なくらいに物忘れが起これば少し考えなければいけません。
ジェネリック医薬品について
ジェネリック医薬品について
ジェネリック医薬品とは先行して開発・発売された医薬品の特許が切れた段階で
他の製薬会社が同じ構造を持った製品を作成し販売した時に、この後発医薬品を
ジェネリック医薬品といいます。
同一の成分を含み同一の剤型であり、効能効果・用法なども同じものです。
薬を開発する費用がかからない分、安く作れるというメリットがあります。
同じ薬効なら安い物で済ませたいのは確かです。
お薬にはその薬品以外にも製品を安定化させる目的で添加物が入っていますが、
この添加物は先行薬品とジェネリック医薬品とで違うこともあります。このため
薬の副作用に関して先行薬品とジェネリック医薬品とで差が出ることもあります。
保険医療の中で厚生労働省はジェネリック医薬品使用を推進しており、今後も皆さんが
ジェネリック医薬品を服用する機会も多くなります。
副作用など何かあったときには先行薬品を開発する力を持った製薬会社のほうがその対応がよいと推察されます。関節痛とその対処法 1
高齢になって起こる関節の痛みは関節の軟骨の変化が原因で起こってきます。
関節は骨だけでなく、軟骨、靭帯、関節包などでできています。この中で軟骨は関節を曲げた時にスムースに動くようにできています。軟骨の摩擦係数はかなり低いのです。
この軟骨は高齢になるとその質が変化し、弾力がなくなり傷つきやすくなります。
そうなると軟骨がすりへり、軟骨の下の骨が変形を起こしてきます。
さらには変質した軟骨から炎症を引き起こす物質が出てきて、関節炎を引き起こします。
この状態になると関節痛が起きてくると考えられています。
膝関節では変形がすすむと、体重の膝へのかかり方が変化し、さらに軟骨変性、骨の変形を悪化させます。
変形性関節症の中で変形性膝関節症は、痛みによる移動能力の低下をまねきます。高齢化のすすんだ日本においては多くの患者様が膝の痛みに悩んでいます。
関節痛とその対処法 2
下肢筋力強化訓練
足底装具により膝関節への体重負荷をへらす治療
温熱療法、干渉波などの物理療法
お薬の治療としては
1)消炎鎮痛剤・・・いわゆる痛み止め・・・・の内服
2)ヒアルロン酸、局所麻酔剤、副腎皮質ホルモンの関節腔内投与
3)湿布
4)膝サポータでの固定
などがおこなわれています。
これらの治療でのなかなか膝関節痛が改善しないで膝関節の変形が進行すれば、手術も治療の選択枝のひとつになります。
当医院ではこのほかに針治療や炭酸ガス治療など膝の痛みを改善するための手段をご提案しています。詳しいことは院長にご相談ください。
またこれらの治療をおこなっていったん膝関節痛がよくなっても「日ごろの手入れ」をおこたらないようにいたしましょう。
膝をひやさない・・積極的に温める
重いものを持って長い距離を歩かない
下肢筋力強化訓練は止めない
などの注意が必要です。
関節痛とその対処法 3
膝の痛みでサプリメントを利用している人は多いのではないでしょうか
当院の患者様も多くの方が、なんらかのサプリメントを飲んでいらっしゃいます。
サプリメントは本来、健康維持に必要なビタミン類やミネラルなどをさす言葉です。
でも現在は広い意味で健康に良い食品群のことをサプリメントと呼んでいます。
変形性膝関節症にたいするサプリメントとしては
ヒアルロン酸
グルコサミン
コンドロイチン
コラーゲンなどが挙げられます。
また多くのメーカーから付加価値のついた商品がたくさん販売されています。皆さんもたぶんどれを選んでよいのか迷うのではないでしょうか。
患者様からはどのようなものがよいかと良く訊かれます。
現在のところ、この中ではグルコサミンをお勧めしています。グルコサミンはヨーロッパの一部の国や、お隣の韓国では国家がみとめたお薬として流通していると聞いています。
残念ながら日本では食品の扱いですが、有効性のエビデンスは一番そろっているようです。
一般的な整形外科での治療で満足した結果の出ない方や、いったんとくなった後でもの再発予防の目的で利用していただくと良いと思います。
当院では以下の点に注目してグルコサミンを選び皆さんにお分けしています。
@ 私が飲んで良いと実感したもの
A 一日の飲む錠数が少ないこと
市場に出回っている商品を見ると、一日の摂取目安量は10錠以上のものがほとんどです。これですと飲むのがストレスになり続けられません。
B エビやカニのアレルギーのある人でも飲めること
大半のグルコサミンはエビやカニを原料に作られます。このためエビやカニのアレルギーのある人は飲めません。
勃起障害(ED)について 1
昔は勃起ができず性交渉がうまくいかないときに「インポテンツ」と言い表していたのですが、これは完全に勃起機能が廃絶した状態をいいます。
そこまで行かなくても「勃起するのにやたら時間がかかる」「勃起の持続時間が短い」「性交渉の途中でなえてしまう」など満足行く性交渉ができない状態を勃起障害(ED)といいます。
原因にはメンタルな側面とフィジカルな側面を考えることになります。
ストレスの多い現代ですから精神的、肉体的なストレスが大いに影響することは考えられます。
肉体的な疲労なら十分な休息をとれば勃起機能も回復します。
でも背景に何か病気が隠されていることが原因でEDが起こっていることもあります。
・・・・・続く
勃起障害(ED)について 2
EDは陰茎の血管が動脈硬化をおこして起こることが多いのです。
この動脈硬化は糖尿病、高血圧、高脂血症、高尿酸血症などで起こりやすくなります。
糖尿病、高血圧、高脂血症などは生活習慣病といわれ個人の生活習慣が深くかかわってきます。これに肥満が合併すればメタボリックシンドロームとよばれることになります。
最近EDはこの生活習慣病の最初に現れるサインと考えられるようになってきました。
ED患者さんに高血圧症や高脂血症を合併する割合は40%にものぼるといwれているのです。
逆にいいますとEDがある人は生活習慣病が背景にないかを調べたほうが良いのです。
生活習慣病を治療することでEDの改善率もアップするかもしれませんよ。


