手術は万能か? 2

私の患者様の中に腰部脊椎管狭窄症の激痛で入院して治療した方がいます。この方は約2ヶ月の間、種々の治療をしても激痛が改善したいため、ご本人と話し合い手術を予定しようということになりました。
ところが、入院によるストレス、疼痛によるストレス、それに鎮痛消炎剤により出血性胃炎を併発し、手術ができなくなりました。
まずは胃からの出血を止めることが最優先ですから、腰痛、下肢痛に対しては、手術はあきらめてそれ以前からの治療を続けることにいたしました。
それから8ヵ月後、腰部脊椎管狭窄症による症状は軽減し、日常生活に支障がないていどにまで改善し退院してしまいました。
今でも退院時の状態で生活していらっしゃいます。
一時期は手術を考えても、時間をかけて治療することにより治ってしまうこともありうるのです。