レスベラトロール

フレンチパラドックスという言葉があります。アルコール消費の多い地域には高血圧や脳血管障害が多いことがわかっていますが、ワイン消費の多いフランスではこれらの病気の発生頻度が低いことを表す言葉です。
ワインに含まれるポリフェノールのひとつでレスベラトロールというものがこの現象を起こす有力な物質として考えられています。赤ワインに多くふくまれており日本でもサプリメントとして手に入ります。
このレスベラトロールという物質はその抗酸化作用からアンチエイジング効果が期待される物質として日本でも有名です。しかしワインに含まれるレスベラトロールは少量しか吸収されないため体の中でどのような形で効果を発揮するのかはっきりとわかっていませんでした。
そのレスベラトロールが働くメカニズムの1つとしてレスベラトロールが消化管の知覚神経を刺激して、脳神経の中の海馬という部位でのIGF−1を増やすことで作用していることが発見されました。
レスベラトロールは短期記憶や学習機能などをつかさどる脳神経に働きその機能を改善することが、動物実験からわかっています。人での認知症の改善効果はまだ確認されていないと思いますが認知症の予防には役立つかもしれませんね。