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肩こりについて:「原因と治療法」

1)肩に負担のかかるような無理な姿勢
肩こりにかかわる筋肉にいつも同じような負担がかかっていると、筋肉の血流が悪くなり肩がこってきます。
たとえば、長い時間机に向かって仕事をする。
腹臥位(腹ばい)で本を読む。
横に寝てテレビをみる。
など、無理な姿勢が長く続くと肩がこることになります。

2)視力調整、眼精疲労
次に、肩こりの原因のひとつに視力調整がうまくできてないときがあります。
めがねやコンタクトレンズがあわないために目が疲れたり、細かい作業を集中してすることにより起こります。

3)筋力低下
肩こりの原因として筋力の衰えがその原因になっていることもあります。
肥満や、極度の痩せ体型の人が運動不足をおこして肩の筋肉の衰えをおこしてくることがあります。
筋力の衰えがある人が肩にストレスのかかる運動負荷をうけるとすぐに肩の筋肉に疲労物質がたまり、肩凝り感を自覚することになるのです。高齢者もそうです。

4)寒冷
寒さが肩のこりに関係してくることもあります。
寒さにより肩周囲の筋肉が緊張することと、血管がちぢこまることで筋肉内の血流が悪くなります。こうなると肩がこってきます。

多くの人は肩がこったとき、家族のかたに肩を揉んでもらったりするのではないかとおもいます。
マッサージは肩のこりをほぐす手段として有効なものだと思います。
人それぞれですが、強くもんでいただかないと効いた感じのしない人と、あまり強くもんでいただくと逆に痛みが出たり、こりがひどくなるので柔らかく揉んでもらうのを好む人がいます。
施療していただくマッサージさんの力量も、治療効果に関係するかもしれません。
鍼治療も肩の凝りには有効な手段です。
鍼を体に刺すことに抵抗感のある方もおいでかと思いますが、一度経験してみると案外痛くないのに驚かれるかとおもいます。

ただ、マッサージにしても鍼治療にても健康保険での治療がむずかしいことが難点ですね。

整形外科などの医療機関にかかった場合の肩こり治療はどのようなものがあるか考えて見ましょう。診察した結果とくに異常がない肩こりの場合はまず物理療法をしてみます。
こった肩の筋肉をほぐす目的で、肩周囲に温熱療法をすることがあります。
一般的に整形外科では機械を使い<マイクロウェーブ>を肩に照射して暖めたりします。
さらにマイクロウェルダーという機械で肩を振動させ、温めながら磁気治療をしたりします。
星状神経節ブロックという方法の代替療法として近赤外線を頚部に照射する<アルファ-ビーム>という器械もあります。
ブロック注射をしないでブロック注射の効果を得ることを目的におこないます。
首への注射に抵抗感のある人には良いと思います。
次に牽引療法があります。
頚部を引っ張ることで肩こりが楽になることは経験的にわかっています。
大変有効な方法ですが、その作用機序はまだあまり解明されてはいません。
牽引する力が当院の機械ですと首を牽引しながら暖められる機能があり上記の温熱療法を兼ねることができ有用です。
干渉波治療器、低周波治療器も肩こりに有効です。
皆さんのお家にも家庭用の低周波治療器があるかもしれません。
クリニックにある器械は家庭用よりも出力、刺激パターンなどを強化してあり効果的です。
こった筋肉にリズミカルな刺激をくわえることでこりを取ります。経験してみればわかりますが気持ちよい治療ですよ。

@@現在笹幡クリニックでは器械を使った治療は行っていません。@@

次回は、肩こりについて:「薬で治す方法」を掲載いたします。

 

◆肩こりについて:「肩こりを薬で治す方法」

筋弛緩剤
肩こりのある人は肩周囲の筋肉が異常に緊張しており、肩の血流も悪くなっています。
このため筋肉内に疲労物質がたまりコリ感、痛みが増強しています。この異常な筋肉の緊張をやわらげられれば肩のコリ感も軽くなると考えられます。
そのために用いられるお薬として「筋弛緩剤」というものがあります。
筋弛緩剤は手術で全身麻酔をかけるときに完全に呼吸を止め、呼吸をコントロールすることや、おなかの筋肉を完全に弛緩させ手術をやりやすくする目的で使われもします。肩こりの時には完全な筋弛緩までは必要ではありませんが、マイルドな効き具合の飲み薬が用意されています。ただし、車の運転は控えないといけません。

鎮痛消炎剤
筋弛緩剤だけでも効果が出ない人には、鎮痛消炎剤をあわせて服用していただきます。
肩周囲の筋肉内の血流が悪いとその場所に痛みを発現する物質が出てきます。この痛みに対してはいわゆる「痛み止め」が効く可能性があります。

漢方薬
鎮痛消炎剤は胃炎や胃潰瘍などの胃腸障害が副作用として起こる可能性が高いくすりです。生まれつき胃腸の弱い方には鎮痛消炎剤が使えないこともあります。また筋弛緩剤が無効な人の肩こり改善には漢方薬がとても役に立ちます。
肩のこりだけでなく整形外科にかかわる多くの病気にも漢方薬は応用が効きます。患者様一人一人の体質を見極めたうえで漢方薬を使えばかなりの効き目を発現します。

局所麻酔剤の使用
トリガーポイント注射
注射で凝った筋肉に局所麻酔剤を注入してあげると筋肉内の血管が拡張し血流がよくなります。血流がよくなると凝った筋肉内の疲労物質、痛みの発現物質が洗い流されて肩のこりが軽くなります。高齢者の方から若い方まで幅広くおこなうことができ、比較的副作用も少ないものです。

神経ブロック注射
肩の凝りに有効な神経ブロック注射には肩甲上神経ブロックや、星状神経節ブロックがあります。頑固な肩の凝りに一度試してみると良いと思います。
注射が苦手な方には星状神経節ブロックの代わりにアルファ-ビームという器械を用いることもできます。星状神経節ブロックの注射部位にこの器械から赤外線を照射しますとブロックをしたときと同じ効果が得られます。
**ブロック注射や器械を使った治療はは現在笹幡クリニックでは行っていません。**                   

       @@肩こりの治療も漢方薬での治療を行っています@@

次回は、肩こりについて:「自分でできる肩こりの予防」を掲載いたします。

 

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慢性症状・不定愁訴コンサルタント 平沼 尚和
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