頚部ジストニアと肩こり

ジストニアの原因はまだはっきりわかってはいません。運動や姿勢をコントロールするためには、脳内で体の感覚上方を運動系に伝達するメカニズムが大切です。ジストニアの患者様ではこのメカニズムが障害されるといわれています。感覚情報を運動系に伝えるときにはドパミンという物質が大切な役割を果たします。ドパミンはこのメカニズムを活性化するといわれています。
ドパミンの欠乏が起こるとパーキンソン病を引き起こします。パーキンソン病は体の動きが少なくなりぎこちない感じになりますが、ジストニアの場合はこのドパミンが多く分泌されるために不随意運動が起きるのだと推定されています。

ジストニアと肩こり、頭痛とは関係が深いと考えられています。
まず頚部ジストニアの発症前には86%の人手肩こりを自覚されます。障害される筋肉としては後頚筋(特に頭板状筋)が多い印象です。
そしてこの頚部ジストニアの治療法としてボツリヌス毒素の注射が有効ですが、筋肉に注射をするとジストニアの改善とともに肩こりも取れてしまいます。
筋肉の緊張をコントロールすることで痛みの悪循環を断ち切ることができると結果として肩こりが改善することにもなります。
肩こりを診たらジストニアを念頭に診断をしてくれる先生を探されることをお勧めいたします。