不定愁訴 2

患者様の訴える症状に対して診察、検査をして異常を見つけられない場合、我々が学んできた西洋医学は対処に困ってしまう事が多いのです。
不定愁訴といわれる訴えは火照る、のぼせる、突然汗をかくなどの自律神経の乱れによる訴えだけでなく、腹が痛い、下痢をする、吐き気、食欲がないなどの消化器の訴え、肩がこる、節々が痛い、腰痛などの運動器の訴え、イライラする、焦燥感、うつ傾向などの精神症状、めまい、ふらつき、耳鳴りなどの耳鼻科領域の訴え、目の奥が痛い、まぶしい、目が疲れる、ぼやけるなどの眼科領域の訴えに加えて動悸、息切れにまで及びます。
例えば頭痛の訴えに、のぼせる、火照る、耳鳴りがする、体が冷える、イライラなどの訴えがある患者様が脳外科で診察、検査を行っても全ての訴えの原因になる病気は見つかりません。対応できる範囲は限られます。頭痛の治療薬は出してくれるでしょうが、その薬で多彩な症状が改善するとは思えないですね。患者様は婦人科にかかったり、耳鼻科に行ったり臨床各科を行脚することになります。出してもらった薬で頭痛も改善しなければ患者様は医療不信になるかもしれません。
肩こり外来に受診される患者様の中には肩こりに加え、長年にわたる不調が改善しない人もたくさんいます。中には
初めて診察室に入ってきたときに改善しない症状や、治療できない病院、辛い症状を理解してくれない周囲などに対しての怒り、不満のオーラを身体全体から発信している場合もあります。

更に続く